2009年12月15日火曜日

縮小均衡? その1


リファレンスヘッドホン交代 @ SHURE SRH 840。



出入の激しい家電業界で約20年もロングセラーを続けるソニーの良心というべきヘッドホン MDR-Z600。


数々の楽曲耳コピをはじめ、曲を作ったり聞いたりで、戦友としてすでに15年を超える付き合いとなっている。


完全に自分のリファレンスになっていて、聞こえる音成分に対して、どこを足し算して引き算すれば自分流マスタリングになるのか…という脳内補完まで完全にできるようになった存在だが…


さすがに飽きてきたww



密閉型でモニターテイストのヘッドホンを物色してたところに飛んで火に入る夏の虫だったのが【SHURE SRH 840】。


あのマイクメーカーSHUREの密閉型ヘッドホン初代モデル。同社は近年参入したインナーイヤーイヤホンでもすでに一定の評価を得る存在で、SRH840も前評判がエラく高かったので以前よりウォッチ。


で、いつも通り、このド田舎では試聴などままならないわけで…莫大な情報収集を元にポチっとな。


こ、これわお買い得かもね!


最初聞いた曲は低音がtoo muchでブーミー気味だったので【ヤられたか?!】と思ったが、さすがはモニターヘッドホン。マスタリングの善し悪しがダイレクトに出ちゃう。


いつものように、音源をリファレンスの【Night Fly / Donald Fagen】しかもDVD AUDIO盤に変えたところ、定価2諭吉は安すぎやろ!という音。すげークリアなのにトゲが無くて、各楽器音が太くてベースがよく出る。ソニーのモニター系はもっと高音成分が攻撃的で下が出ない。


聞き慣れた曲なのに【こんな所にこんな楽器が!】【そんなところにそいつがいたか!】と再発見。情報量が多くて楽しい。聴き疲れしそうだけどww


ソニーがギスギスした【粗探しモニターヘッドホン】だとすると、SHUREはもっと潤い感があるというか、リスニング用としても使える感じというか。鋭く鳴るべき音は立った音なのに、それ以外はさほど攻撃的に聞こえないのが不思議。


普通、太い音だと分離が悪く楽器同士が干渉し合って暴れた音になりがちなんだけど、その辺のチューニングが抜群というか、肉付きの良い音なのに全部の楽器がクリアで整って聞こえてくる。


違和感があったのは最初の5分だけで、耳にしっくり来る音になっちゃった。


15年ぶりの乗り換えは大成功。


ただし…


ナス激減で物欲も縮小均衡ww

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